勉強にやる気が出ない中学生のモチベーションを引き出す奇跡の方法
勉強にやる気が出ない中学生のモチベーションを引き出すために知っておいていただきたいのですが、「13歳のハローワーク」という本をご存知でしょうか?現在も多くの小・中・高等学校での授業の教材や参考図書として採用されているのだそうです。この背景には「キャリア教育」を推進する動きが活発になっていることがあげられます。
「キャリア教育」とは望ましい職業観や職業に関する知識を身につけさせ、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力を育てる教育のことで、従来の「進路指導」とほぼ似たような意味を表した用語です。
一方で、塾や家庭教師の先生は、学業成績によって進路を選択することを重視した「進路指導」を主に行います。「まずは、現在の自分の学力をしっかりと認識させ、自己の将来像を描き、希望する進路に必要となる学力を身につけさせ、これにより自己実現・達成をサポート」するのが私達の仕事なのです。
とはいえ、実際に自分の将来像のイメージが湧いてくるのは高校生になってからが大半なのではないのでしょうか。また、小中学生の場合は「偏差値の高い学校」を目指すことが彼らにとっての進路選択になる場合が多いと思います。
「どうしてイイ学校へ行く方がいいの?」とお子様に質問された時、ご家庭ではどのように答えていらっしゃいますか?
「私はこれだけ努力のできる人間なのですよ」「私はこんなに頑張れる人間なのですよ」と客観的に評価してもらえる方法の一つとして偏差値があるのだと私は子供に話をします。
偏差値が高いということは、ある意味「努力できる人」であることを証明してくれたようなものです。毎日毎日、コツコツと集中して勉強した人の方が少しでも高い偏差値にたどりつく可能性が高くなります。勉強にやる気が出ない中学生のモチベーションを引き出すのに、伝えておきたいことです。
生まれた日も、食べてきたものも違うし、得意なことも苦手なことも人それぞれ。そもそも、勉強を始めたスタート地点が同じではありません。つまり、自己実現のゴールまでの距離は人それぞれだから、それぞれの目標に合わせて頑張らないといけません。そうやって上がっていった偏差値はすごく意味があると思うのです。だからこそ、勉強にやる気が出ない中学生のモチベーションを引き出すために、ぜひ中学生にはわかってほしいのです。
「どうしてイイ学校へ行く方がいいのか?」と子供から尋ねられたら、「自分と同じくらい頑張った友達に会える学校だから。そこで新しく出会う友達や先生が、さらに自分を磨いてくれるから。」と私は答えます。勉強にやる気が出ない中学生のモチベーションを引き出すためには、とてもおすすめの言い方です。
テストの点数だけではなくて「今日の自分は頑張ったか」を考える習慣を子供自身で身につけてもらう為にも、毎日、お子様が寝る前に尋ねてみてあげて下さい。