埼玉)誤発注の道徳教材 学校に届く
今年度の道徳の授業で使う教材「私たちの道徳」約2万冊が発注ミスで埼玉県北部の115小中学校に届かなかった問題で19日、県教育局が各学校に教材を配布したと発表した。
この日午前10時半ごろ、熊谷市立熊谷西小学校に約260冊の道徳の教材が届いた。5年1組ではさっそく、5・6年生用の教材を使い、授業をはじめた。今年に入って4回目の授業で、竹沢優美教諭(33)は、「2年間使う大切な本が届きました」と教材を児童に手渡した。
教材がない間、各学校には文部科学省のホームページからダウンロードするか、別の教材で授業するよう県は依頼していた。水庭桂子校長は、「先生たちは授業前に教材を読み込んで研究している。今回、授業に支障は出ていないが、道徳の本は良書なので早めに届いてくれれば良かった」と話した。
「埼玉)誤発注の道徳教材 学校に届く」 管理人雑感
今年度の埼玉県の道徳で使う教材が二万冊もの発注ミスで、県北部の小中学校に届かなかった問題なのですが、だいたい教科書は、前年度に発注を済ませており、4月には学校に入荷が住んでいるのが普通なので、今回は異例の事態です。
しかし、各学校が発注を埼玉県に依頼し、それを県が取りまとめて業者に一括発注をかけるものと思われます。しかし、だれかにとって致命的な迷惑がかかる訳ではないので、大目に見てほしい事案です。
最近は、給食に異物が混入したら、すぐに新聞沙汰になったり、給食室としては非常にやりにくい世の中になっています。お子さんが具合が悪くなったならまだしも、異物が今夕していたというだけで新聞沙汰になり、教育委員会がもっと内々に納めればよいのにと思わざるを得ません。
教育委員会がすかさず発表というご時世は、誠に世知辛いと思わざるを得ません。批判の中に信頼関係は生まれないと思うのですが、なかなかそういうふうにぬるくいくことができない世の中になっています。
給食室は、調理員さんが気温が暑い中でも、基本は窓を閉めて、こういった事態が起こらないように気を付けています。また、暑い中でも給食着とマスクは欠かさず、清掃には気を配り、本当に細心の注意を払って給食を作ってくれています。
検食といって、校長先生の給食を先に用意し、校長先生が給食を試食し、異常ないことを確認して、その後、お子さんたちと先生方の給食が配膳されるというシステムになっており、何重ものチェックを通って、給食が配膳されるという流れになっています。
また、給食は、県の栄養士の先生がメニューを考え、業者さんに発注をかけ、栄養士の先生の指示に従って調理員さんが給食を作るというシステムになっています。最近は、市町村の職員から臨時職員への移行、シダックスなどといった外部業者への外注といった流れが全国的な流れになっています。
臨時職員さんや業者さんの作った給食も、正職員の給食と同様においしいです。立場の違いよりも、各自がどれだけ一生懸命に働いているか、どれだけムード良くモチベーションをもって働けるかというのが、給食の質を左右すると思います。
ちょっと脱線しましたが、職員さんが一生懸命働いているので、少しは教育委員会も多めに見て、職場の信頼関係を損なわないようにしたほうが、仕事の質も上がってくるのではないかと思います。