勉強嫌いの中学生が、自分から勉強するようになった理由
どれだけテストで赤点を取ったって意地でも机に向かおうとしなかった勉強嫌いの中学生が、ある時から急に心を入れ替えて自分から勉強をするようになる……そんなドラマのような話も教育現場にいれば毎年必ず見かける光景です。
こういった場合、勉強嫌いの中学生には子どもなりの理由があって心境に劇的な変化が生まれているのです。勉強に対してもっとヤル気を出してほしい!と子どもに願ってやまないあなた、現状の打開に向けて参考にしてみてはいかがでしょうか。
1. 将来の夢が見つかったから
勉強へのモチベーションがあがるきっかけとしての最有力候補が、勉強を経た上でやりたいことを見つけることです。人間誰しも、目的がハッキリしていればハッキリしているほど困難に対して強く立ち向かえるもの。
勉強をするための理由を見つけることができれば、どんなに勉強嫌いの中学生でもウソのようにヤル気を出すようになります。
子どもの夢は子どものものですし、親が決めることはできません。しかし子どもが夢を持つきっかけを親が作ってあげることはできます。
子どもが興味を持っている職業に触れさせたり、子どもが将来やりたいことを具体的に考える機会を与えたり、というのは親だからこそできるサポートです。
例えば、医療ドラマに夢中なら知り合いの医者に職業インタビューをできる場を設ける、マスコミ関係に興味を示しているならスタジオ観覧や新聞社訪問に申し込んでみる、名著『13歳のハローワーク』を勧めてみるのもいいですね。中学生までの子どもであれば社会の仕組みを学べるテーマパーク「キッザニア」もオススメ。
勉強嫌いの中学生のやりたいことが見つかったのなら、次はその夢を実現させるためにどんな学校に行きどんな勉強が必要なのかを調査させましょう。それによっておのずと勉強をすることの必要性を理解するはず。
2. 勉強に面白さを見出したから
どんなに勉強嫌いの中学生だって、勉強を好きになる可能性がゼロであることはありません。ふとしたきっかけで勉強を面白いと感じる経験を得られるものなのです。最も多いケースは優秀な教師・講師と出会ったパターン。
優秀な教師・講師は勉強嫌いの中学生をワクワクさせるプロです。子どもの興味をうまく誘導し、「それだったら少しだけやってみようかな」という気持ちにさせることができるのです。
親として子どもにできることは、優秀な講師との出会いをセッティングしてあげることです。家庭教師・塾を通して勉強嫌いの中学生に勉強の面白みを伝えることのできる講師と引き合わせることができれば、あとは次第に自分から机に向かう時間が増えていくことでしょう。
こういった理由で勉強に引き込まれた勉強嫌いの中学生は、みるみるうちに自分から勉強する習慣を作れるようになります。そうすればもはや親が小言を挟むスキマすらありません。こういった事例を参考にして、勉強嫌いの勉強嫌いの中学生がヤル気を出す環境を作ってあげてください。