好きなものを追求出来る子は勉強が出来る
「子どもが好きなことばかりに熱中してちっとも勉強に集中していない」という悩みを抱えているあなたに朗報です。
そんな子どもこそ、勉強に向いているポテンシャルを秘めているのです。好きなことを突き詰める子どもは、ちょっとしたきっかけづくりで驚くほど伸びるものなんですよ。
興味のあるものをとことん突き詰める力は「才能」
「この情熱を少しでも勉強に向けてくれたら……」とついつい思ってしまいますが、まだ余裕のあるうちは好きなことに熱中している姿を見守ってあげてください。この時子どもは好きなことに夢中になることを通して、一つのことを徹底してこだわりぬくことを実践的に学んでいます。
この感覚を身に着けることで子どもは理解できるまでとことん勉強に取り組むことができるようになります。これも一種の才能の開花と言っていいでしょう。
好きなことばかり追求しているから勉強がおろそかになっている、というのは実は間違っています。好奇心旺盛な子どもはいろんなことに興味を持って積極的に取り組むことができます。対して一つのことに夢中になれない子どもは、いくら余力があるからといっても勉強に全てを注ぎ込めるわけではありません。
【本気になれるかどうか】が問題なのです。実際に好きなことに熱中しながらも同じくらいの本気度を勉強面でも発揮し、趣味と学業を両立させている子どもはたくさんいます。
子どもの自己管理能力を養うことが大切
好きなものを追求できる子どもに必要なのは【自己管理能力】です。毎日四六時中好きなこと一辺倒では勉強するスキマがありませんし、そもそも健全な生活習慣を送れません。
自立した大人として成長するためにも、自分で時間・お金・体力の配分をコントロールできる力を養わなければ好きなこと以外は何もできない人間になってしまいます。
したがって好きなことに熱中している子どもに対して親がするべきことは、好きなことをやめさせることではなく好きなこととそれ以外の大事なことを両立できる力を育てることなのです。
子どもに計画を立てる・達成する・失敗を反省して次に生かすという経験を意識的に行わせてあげてください。そうすることで自然と好きなことと勉強を両立する力が身についていくことでしょう。
学問の始まりはいつだって好奇心。好奇心を持って物事に取り組む子どもの姿勢を親としては尊重してあげてください。その経験によって子どもは「学ぶ才能」を開花させることが可能となるのです。