褒めて育てる事の重要性はどなたもご存知だと思います。いくつになっても褒められて嬉しくない人間はいません。ここでは「褒める」についてお話したいと思います。
ご家庭では、テストの点数で一喜一憂されていませんか?
子供達がテストや模試の結果を報告しに来てくれた時、教師はそこでの会話をとても大事にしています。点数が良ければ勿論、共に喜びますが、それ以上にそこに至るまでのプロセスを丁寧に振り返り、褒めます。結果が振るわなかった時も、怒ることは絶対にしません。
解答用紙を見て何が駄目だったのか、次は何に気をつけたらいいのか、次に向けて何を頑張っていくかをアドバイスします。子供が次に気持ちを繋げれるように、後押しをするのです。そして最後に「こうやって結果を気にしていることこそが、努力をしている証だ。」と褒めます。
結果にかかわらず全ての子供を褒めるのです。テストの点数はあくまで一つの指標ですので、それ以上に日々の努力している姿を褒めてあげることの方が大事だと思います。
日々の努力でいいますと、塾なり家庭教師なり負荷のかかることをお子様が受け入れて、継続していることも忘れずに褒めてあげて下さい。
小学生は他の習い事との両立、中学生は部活動との両立で忙しい毎日を過ごしています。塾に通い始める理由、家庭教師を始める理由は人それぞれでしょうが、子供に負荷がかかっていることは間違いありません。
嬉々として、あるいは嫌々それを受け入れているかも子供によって様々でしょうが、結果として継続できていればそれは素晴らしいことだと私は思います。なぜならば、塾なり家庭教師を始めることが家庭での学習習慣の定着に結びつくからです。
子供にとってけじめのある生活習慣を身につけることはとても大切です。食事や起床、就寝の時間を毎日一定にし、家庭教師の曜日にあわせて一週間の予定をたてなければなりません。また、家庭教師の先生から宿題もきっと出ているはずですから、併せて学習計画もたてなければなりません。
こうやって学習・運動・休息のバランスのとれた生活を定着させることは学習効果とも相関しますし、学習習慣が定着しますと勉強にも前向きになります。【参考記事】成績が上がるための6つのポイント
大人でもサボりたい時があるように、受験という最終目標があっても子供の集中力は長続きしません。楽しいことを優先してしまう時もあるでしょう。それでも学習習慣が定着していると大きく道を外すことはありません。
是非、学習習慣が定着したことを褒めてあげて下さい。