参考
家庭教師の選び方5選
「学歴の高い先生が、必ずしも教え方が上手いとは言えない」とよく耳にしますが、それは、分からない問題を教えるだけが先生ではないからです。お子さんの能力を最大限に引き出せる先生とは、どんな先生でしょうか。ここでは、家庭教師を選ぶにあたって先生の学歴をどこまで重要視すべきなのかについてお話したいと思います。
「学歴」は、その先生の力を評価する指標の一つですので、重要視するのは当然だと思います。超難関校を志望するような成績の良いお子さんは特に先生の力量に敏感ですので、学歴の高い家庭教師を選んで頂く方が確実にうまくいきます。
自分にとって全幅の信頼を置ける先生だ!とお子さんが感じてくれたら、面白いほど成績が上がるケースをいくつも見てきました。
一方、なかなか学習意欲が出ない、あるいは真面目に机には向かっているのになかなか成績が上がらないといったお子さんの場合は、まず軌道修正から始めます。問題の解き方を教えるなどは二の次で、まず子供が何でつまずいているのかを気付いてやり、手を差し伸べてやるところから始めます。
必要ならば、一学年前に遡ってやり直すといった思い切ったことが必要かもしれません。現状のままでいい、なんて思っている生徒さんは一人もいません。学校の先生や親に「頑張れ、頑張れ」と言われても、何をどのように頑張ったらいいのかが分からないのです。
「ヤル気が出ない→成績が上がらない→おもしろくないからヤル気が出ない」という負のスパイラルから抜け出させてやるには、適切なポイントでお子さんに手を差し伸べてやり、的確なフォローをすることが一番の早道で、いかにお子さんに寄り添えれるかが教師の力の見せ所だと思います。
軌道修正ができると、面白いくらいに子供は変わります。何をどう頑張ったらいいかが分かると苦痛だった勉強が楽しくなるのでしょう、「子供の顔つきが変わってきた」というご報告をたくさん耳にしました。
ここまでくれば、あとは自然と成績が上がってきます。
子供さんに寄り添えれる力が一番大事だと申しましたが、この寄り添う力というのは必ずしも先生の学歴とは比例しません。勿論、ある程度の学歴が必要であることは否定しませんが、ただ学歴だけで先生を選ぶのではなく、やはり先生の人間力を重視すべきだと思います。
自身も受験勉強で苦しんだ経験のある先生や、遠回りをしてしまった先生だからこそ子供達へのつまずきにも共感してやれることが多いですし、助けてやりたいという気持ちが強くなると思います。
最後に、お子様と教師の相性もとても大事だと思います。お子様が小学生や中学生の場合は特に、先生が好きというのも重要なファクターになります。
この点は大人とは違った感覚かもしれませんが、学歴といった一側面だけで先生を判断するのではなく、お子様の気持ちに寄り添って家庭教師をお選びいただけたらと思います。