依頼した家庭教師の指導で本当に子どもの成績アップ効果が表れるのかどうか、もちろんやってみないことにはわかりませんし子どもとの相性次第な部分もあります。
それでももし特定の条件があるのならぜひ参考にして選びたいですよね。そこでどんなケースにも共通するような、子どもの成績が上がる家庭教師の条件をご紹介します。
1. 子どもと共通の話題を持っている
家庭教師は子どもと密なコミュニケーションを取れているかどうかで指導の成果が大きく変わってきます。子どもだって好感の持てるような相手の言うことなら喜んで聞きたいですし、その人に褒めてもらおう、期待に応えようと努力をするものです。
したがって、子どもにとっての「憧れのお兄さん・お姉さん」という立ち位置に収まるような家庭教師なら子どもの成績アップに大きく貢献できることでしょう。
そのためには子どもが家庭教師に対して親近感を覚えることと尊敬を感じることが必要となります。
家庭教師ならもちろん学業において優秀な成績を収めてきた人物なので、「尊敬」を得ることは容易です。もう一つの「親近感」を子どもに覚えさせるための最もわかりやすい要素が「共通の話題」なのです。
好きなアーティスト、好きなマンガ、将来なりたい職業、取り組んでいるスポーツや楽器といった、話を盛り上げやすい趣味が共通していると講師と子どもの距離はグッと近づくもの。
優秀な講師はそういった共通の話題と結びつけて指導内容を面白くしたり、子どもが感化されて勉強に対して前向きになれるようにうまく誘導したりしてくれます。
2. 「勉強の仕方」を指導する
家庭教師からただ重要語句・公式・問題の解き方を教わるだけでは不十分。子どもは家庭教師に見てもらっていない時間にもたくさん勉強をしなければいけないので、どうすれば一人で効率よく・効果的に勉強ができるかを教えてもらう必要があるのです。
ノートのまとめ方・テスト対策の仕方・覚えられない語句を暗記する方法といった、勉強の仕方をキッチリ教えてくれる家庭教師の指導を受けることができたら子どもの学力は飛躍的に伸びます。
いくら内容の濃い授業を受けることができても、たった週数回・数時間の学習では成績アップに必要な全ての内容をフォローすることは不可能です。
家庭教師にも学校にも誰にも依存しない自立学習を身に着けることで、子どもは自主学習の時間を最大限有効活用できるようになるのです。
知っているということと教えるということは別だとよく言われていますが、ただたくさんのことを知っている講師が家庭教師として優秀とは限りません。このように子どもの「目標」となれる、「自立」を促せる講師が子どもの成績アップにすさまじい効果を発揮できるのです。