家庭教師を依頼するなら、マッチングサイトやマッチングアプリで個人でやっている家庭教師を探してお願いするか家庭教師会社にお願いするかのいずれか2つのパターンが考えられます。では、果たしてどちらがベターなのでしょうか。この2つの比較をしながら見ていきたいと思います。
マッチングサイト(アプリ)で探す
まず、個人の先生を探すには、家庭教師を探すマッチングサイト(アプリ)に登録して、希望条件を入力すれば、希望に合った家庭先生が見つかります。
料金体系の違い
個人に依頼する場合、指導料は家庭教師本人に直接渡すことになります。対して業者に依頼する場合、ほとんどの場合指導料は業者側に振り込むことになります。業者によっては教材費を業者に払い、指導料を家庭教師に手渡しするというパターンもありますが希少なケースです。
つまり、
■ 個人の先生:指導料=家庭教師への報酬
■ 家庭教師会社の先生:指導料=家庭教師への報酬+会社の取り分
となるため、家庭教師への報酬が同額だとすれば個人の方が割安となるのです。少しでもお金を節約したい場合は個人の方が向いていると言えるでしょう。
家庭教師の探し方の違い
いざ家庭教師に依頼するとなると、まずは講師とコンタクトを取ることが必要となります。個人の場合は、家庭教師のマッチングサイトやマッチングアプリ、町の掲示板や口コミを経由して連絡をするのが主な方法です。身近に大学生以上の年齢で講師を引き受けてくれるような人がいれば、その人に依頼するのもアリです。親戚に依頼するというパターンも多いですね。
対して業者の場合は、ネットで調べてさまざまな派遣センターを見つけることができます。お住まいの地域と条件が一致する講師がそのセンターに在籍していれば、すぐに講師を派遣してもらえます。
つまり、
■ 個人の先生:マッチングサイト・自分の足で探す・身近な人に頼む
■ 家庭教師会社の先生:ネットで簡単に見つかる
ということですね。お手軽さで言えば業者の方に軍配があがります。個人の場合はその後のご近所付き合い・親戚付き合いに影響する可能性もあるので、慎重にならなければいけない場面です。
ただここでひとつ気をつけておきたいのが、お住まいの地域です。人口の多い地域なら家庭教師を見つけるのは簡単ですが、少ない地域であれば派遣センターに連絡をしても該当地域に通うことのできる講師が在籍していない可能性があるのです。
極端な話ですが、そういった場合には個人でお願いする方が早く講師が見つかるかもしれません。
トラブル発生時の対処の違い
家庭教師を依頼する際の難しい問題がトラブルへの対処。例えば講師の遅刻が目立つ場合や態度に問題があった場合、本人に改善をするよう要請する必要が出てきます。
こういう時に良心的な家庭教師会社に依頼しているのであれば間に立ってもらうことができますが、個人であれば講師自身に直接言わなければなりません。
■ 個人;講師本人と直接交渉
■ 業者:業者側に対応してもらえる
こうなると業者に依頼する方が対処が楽であると考えられます。講師を変更する必要が出た時、現在指導にあたっている講師が何らかの事情で辞めることになった時も個人の場合ならまた新たに探し直さなければいけませんが、業者の場合は次の講師へスムーズに引き継いでもらえます。
したがって、人脈がある場合なら個人に依頼してもいいでしょうが、そうでもないのなら業者に依頼する方が圧倒的に親側の負担が少なくて済みます。業者選びさえ間違わなければいい結果が生まれることでしょう。