不登校のお子さんの勉強の遅れに対する親の対応

不登校のお子さんの勉強の実態(中学校)

管理人は、中学校の教育現場に臨時職員で働いていた経験があります。事務室の職員だったわけですが、そこで見てきた実態も踏まえてお話ししたいと思います。

 

お子さんの不登校の原因は、ほぼ100パーセントの子が人間関係に悩みを抱えてのことでした。会いたくない人がいるので学校には行きたくない。そうして休んでいるうちに、どんどん学校に行きずらくなって、ほかのクラスメイトにも顔を合わせずらくなってどんどん敷居が高くなっていくわけです。

 

そうすると、勉強の遅れが大変心配になってきます。私の勤めていた中学校の校区には、「適応指導教室」というのがあって、不登校のお子さんのなかでも、適応指導教室なら何とか行けるといったお子さんはそちらに通い、そこにいる先生に教えてもらいます。

 

ただし、そこにいる先生は、教員免許を持っているとかではなさそうでした。その方の学力でお子さんに五教科を指導されていたようです。

 

適応指導教室では、中学校と連携して指導を行っているので、適応指導教室に学校から定期テストやプリントを届けたりしていました。

 

不登校のお子さんの学力へのサポートの方策3案

適応指導教室の先生からのサポートもありがたいことなのですが、高校は進学校に入学してほしいといったご家庭の場合に対しては、少しサポートが弱いと感じました。商業高校や工業高校なら何とか対応できるとは思うのですが、普通高校を狙うのであれば、もう少し考える必要があるのかなと思いました。

 

社会については暗記すればいいだけなので、努力さえできれば普通高校に入学する得点力はつくと思います。問題は、わからないところがでてくると次に進めないような、数学、英語のような科目です。

 

塾に通うという方法もあると思います。自分の校区だと抵抗があるのであれば、校区外の、ちょっと家から離れた塾に通うという手もあります。

 

ただ、不登校のお子さんは、人と話すこと自体にも気力がなくなってきているパターンが多いので、塾の人間関係がストレスになることも考えられます。そこでまで悩みを抱えると学力をつけることに身が入らなくなる恐れというのはあるかと思います。

 

そういった場合だと、残りの選択肢として考えられるのが家庭教師です。

 

不登校のお子さんの勉強を家庭教師にお願いするメリット

学力を上げるのに、マンツーマン指導というのは、きわめて有効な方法です。実際のところ、塾は、もともと頭がいいお子さんには非常に向いているのですが、一斉指導のため、わからないところを聞きにくいというデメリットがあるのです。

 

1対1で、わからないところや性格を把握してもらって、お子さんがわからないで困っているところに、ぴったりとくる指導を受けるのが、一番合理的な勉強方法なんです。塾の場合だと、どうしてもほかのお子さんに気兼ねしてしまうのにくらべ、家庭教師の場合は、ここがわからないというところを納得するまで教えてもらうことができます。また、家庭教師の先生は必ず大学まで学歴があるので、教えるだけの能力を持っています。

 

もう一つのメリットなのですが、家庭教師は、お子さんの性格にあった働きかけや、お子さんのモチベーションの維持向上が腕の見せ所なので、モチベーション向上まで期待できるところです。不登校のお子さんの場合、時間は十分にあるのですが、モチベーションを維持するのが大変むつかしい、厄介な問題です。張り合う相手がいなく、閉じこもり気味なので、やる気が続かないのも無理がないと思います。

 

下記に管理人が、おすすめの家庭教師を紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。不登校のお子さんに対しても、とりわけモチベーションを引き出すのが上手く、引き上げるスキルを持っていて、なおかつ安いところをピックアップしてご紹介しています。