インターネット家庭教師とは、通常の家庭教師のように生徒の家までは行かずに、スカイプなどのインターネット上のテレビ電話を利用して、ネット上で個別指導を行う方法です。
大手予備校が行う一方向の講義を行うネット指導を利用する人も増えてきていますが、インターネット(スカイプ)の場合はマンツーマン指導ですので、緊張感と臨場感のある学習を行うことができます。
ここではスカイプを使ったインターネット家庭教師のメリットとデメリットについてお話したいと思います。
パソコンとインターネット環境さえあれば、居住地域の制限を受けずに家庭教師の授業を受けることが可能です。家の近くでよい家庭教師が見つからない場合でも、質の高い家庭教師の授業を受けることができます。また、お盆やお正月といった長期間、家を留守にする場合でも場所を選びませんので継続して授業を受けることができます。
授業時間に融通が効くという点でも大きなメリットがあります。中・高校生ですと部活動との両立が難しく、勉強に支障が出る場合などに好都合です。また、通塾に要する時間を軽減できますので、毎日の家庭学習の時間をきちんと確保するという意味でも好都合です。
親御様の負担という点では、インターネット家庭教師は家庭教師派遣や通塾に比べて費用を抑えられますし、塾のように送迎の必要もありませんし、家庭教師のように自宅に迎え入れる準備(お茶の用意など)の負担もありません。また、お子様ご自身もリラックスして授業を受けて頂けます。
一方、スカイプを使ったインターネット家庭教師のデメリットとして一番に考えられるのは、細かな指導をするという点では対面に比べて限界があるので、リアリルの家庭教師と比べる確実に劣るということです。
教師は、子供の表情や言動から理解度を含め子供の状況を判断して指導していくのですが、理解にかなり時間のかかるお子様や、学習習慣がきちんと身についていないお子様、やる気のないお子様の場合は、リアルで様子を見ながらのほうが確実に細やかな指導できますので、インターネット家庭教師は向いていないと思います。
つまり、理解力が高くて優秀なお子様の場合や、あるいは学習のベースが塾などにあり、そこでカバーできない部分を補助的に教えてもらうといった場合に、スカイプを使ったインターネット家庭教師を併用して頂きますと非常に効果的だと思います。