開成中学校合格体験記ブログ(平成30年度開成高校合格M.Nの父)
うちの娘は公立の小学校だったのですが、友達が開成中学校に行くと言っていることがきっかけで、開成中学校を目指すことになりました。
親の私(父)は、高校までずっと公立高校だったので、日本のトップレベルの中学校に合格させるにはどうしたらいいのか見当もつきませんでした。私自身、公立大学山口県の下関市立大学を卒業し、学歴コンプレックスは特にないのですが、娘が有名な開成中学校を目指すというので、挑戦はいいことだと思い、応援することにしました。
小学校4年生になって、近くの有名塾に入れたのですが、思うように成績が伸びませんでした。娘が言うのには、男の子が騒ぐので勉強に集中しにくいことと、わからない問題があっても友達の手前、聞きにくいので、わからない問題をそのままにしてしまうということでした。
4年生の一年間、塾に通わせたのですが、結局成績が上がってこなかったため、途方に暮れていたところ、会社の同僚から、中学受験ドクターで個別指導で勉強させるといいよというアドバイスをもらいました。会社の同僚のお子さんは、見事開成中学校に合格して、今は開成高校の1年生なのでした。
私は、成功者のモデリングをするのが近道と思い、中学受験ドクターに通わせることにしました。お金は少々かかるのですが、開成中学校に合格するためには投資と考えました。
今思うと、小学校はほとんど関係ありません。中学受験ドクターで勉強をやるので、出身小学校は公立で十分だったと思っています。いわゆる中学受験私立小学校も通学時間のロス、高学年での負担(学校によっては高学年になっても学校で勉強させようとするので無駄な労力を要する)を考えればマイナス面も多いものです。
ただ中学受験小学校は中学受験へのモチベーションの高い(背水の陣の)親子が集まっているので結果として実績が良いというだけのことです。
強いて言えば、開成中学校はときどき社会で超ローカルな問題を出すので、東京都内の近隣区の学校が有利かもしれません。
中学受験家庭教師ドクターでは、個別指導をしてもらうことになりました。開成中学校のテスト問題は独特のため、小学校で授業を受けて、宿題をするだけでは合格することは無理でしょう。開成中学校に合格することに特化した準備が必要だからです。
なにしろ、開成中学の入試問題は、出題形式がクルクルと変わることから、開成中学対策の方法はないと思う人も多いのかもしれませんが、中学受験ドクターの先生に、面接の際にこういわれました。
「開成中学校の受験対策はないなんてとんでもありません。傾向のない入試問題などありませんし、表面的な形式の変化のみにとらわれているだけで、根底を流れる「開成中学の傾向」というのがあるので、それに沿って対策をすれば、合格を目指すことは可能です。中学受験ドクターのプロ講師陣は、NN開成やSS開成の元担当者を始めとする、開成中学合格のエキスパート集団です。開成中学が受験生に求める力とその傾向を見極め、現時点で足りない課題を洗い出し、的確な対策をします。」
まあ、こういった内容のことを言われて、非常に心強かったのを覚えています。また、ここの先生は、SAPIX、日能研、四谷大塚などで講義経験を有するプロ講師がそろっており、開成中学校をはじめとする東京の難関中学校への合格指導実績を持つ方々で編成されているということでした。
中学受験ドクターでは、家庭教師と個別指導の両方を選べるのですが、娘が塾に行くほうがいいといったので、個別指導をお願いしました。これまで行っていた一斉指導の塾とは違い、分からない問題を遠慮なく質問することができました。先生も丁寧に教えてくださるので、わからない問題が分かるようになり、勉強に対しての姿勢が変わったといいますが、自発的に勉強をするようになったのが、娘の大きな変化でした。
また、開成中学校の問題に特化した対応を、個別にしてもらったことは大きいです。この時も思ったのですが、やはり一斉指導の塾は、一階の説明でわかるお子さん向きであって、うちの娘の場合、周りに遠慮せずに聞くことができる個別指導があっていたということです。
結果、勉強が好きになり、家庭学習にも取り組むようになってからは、塾に行かない日でも自分で勉強するようになり、成績も、模試の度に上がっていくという飛躍的な成長が見られました。モチベーションを引き上げる働きかけというのも、さすがプロ講師の先生というのは違うなと実感しました。
苦手の算数については、開成中学で頻出の単元は実は5つしかなく、そのなかでも差がつきやすいのは「数の性質」と「場合の数」です。「数の性質」は条件をしっかりとらえることで、「場合の数」は表を利用して丁寧に調べ上げる指導をしていただき、苦手を克服していきました。
六年生になってからは模試でも開成中学校合格ラインの点数を取ってくるようになりました。家庭学習に自分から取り組む姿勢は変わらず、成績は合格ラインを維持し続けました。
一月に願書を提出し、本試験に挑みました。結果、見事合格することができました。自分の子どもが国内最難関の中学校に合格するということに感激したのが正直なところです。現在、中学校1年生で、テニス部で頑張っています。学校生活も楽しみながら、引き続き勉強も頑張ってくれたらと思っています。